【グランドサークル旅DAY1 前半】絶景ホースシューベンドと、レイクパウエルの静寂
【2026年5月アメリカ・メキシコ旅:通算3日目(前半)】
いよいよ壮大なグランドサークルへ。
ページの街の朝のホテルの部屋から、
これから出会うであろう圧倒的な大地の景色が、ほんのりと見えていました。
身支度を整え、レンタカーに乗り込んで出発。
走り出した瞬間、目の前に飛び込んできたどこまでも続く広大な景色に、
思わず仲間と
「おおおおお!」と同時に叫ぶ(笑)
日本とはスケールが違いすぎる地球の姿に、移動の車内からすでに大興奮です。
◾️ 圧倒的な熱量。別世界のようなホースシューベンド
まず向かったのは、コロラド川が長い年月をかけて奇跡のような馬の蹄の形を刻んだ巨大な峡谷、「ホースシューベンド(Horseshoe Bend)」。
車を降りて歩き出した瞬間、肌を刺すような強烈な気温と湿度に襲われました。
「あ、違う世界に来てしまった……」と体感でハッキリとわかるほどの空気
絶壁の淵から見下ろすエメラルドグリーンの川と赤茶けた断崖は、
言葉を失うほどの圧倒的なエネルギーでそこに存在していました。
◾️ レイクパウエルの静寂と歴史。次元の異なるものを「そのままみる」ということ
次に向かったのは、「レイクパウエル(Lake Powell)」。
「ここでやることがある」という仲間に、導かれるようにやってきました。
有料のゲートを越えたら
観光客など一人もいない、広すぎる荒野に、静まり返った湖。
なぜか、言葉にならない切なさが身体に染み込んできます。
それもそのはず。
この美しいレイクパウエルは、元々は存在しなかった広大な「人工」の湖。
1960年代、コロラド川を堰き止めるグレンキャニオンダムの建設によって、かつてここにあった広大な美しい峡谷や、先住民たちの何世紀にもわたる神聖な歴史、その生活の記憶がすべて水の底へと沈められました。
時代の都合によって作られた、美しくもどこか哀しい湖。
仲間がワークをしている間
なんとなく鎮まらない脳や身体に、呼吸を重ねてゆき、
できるだけの瞑想をしてみました。
特に、その「人間の都合」にフォーカスしたわけではなく
普段通りの瞑想をしていたつもりなのですが
感情を伴わない涙が、つつーっと落ちました。
思い入れも、そんなになかったはずなのに...
瞑想後、その「歴史が作り出す複雑なエネルギーをまとった景色」を眺めているうちに、
私の中に気づきの体感が見つけられました。
「今まで知らなかった新しい価値観を引き受ける」ということ。
これまでの私なら、こうした「人間のエゴ」と「自然の美しさ」という矛盾や相反する要素に対して、無意識で「結果を一つにまとめよう、なんらか落とし所を見つけよう」としたかもしれません。
だけど、目の前に広がる景色は、
人間の都合も、
沈められた記憶も、そして
今ここにある圧倒的な静けさも、
ただ同時にそこに「共存」していました。
もしも複数の要素が、全く違う次元のものであったとしても、
排除もジャッジもせず、ただそのままを「みる」。
誰もいないレイクパウエルの風の中で、
切なさと、だけど「ただ在る」ということを
頭ではない、身体の細胞一つひとつで体得した時間でした。
地球が何億年もかけて創り出したアートと、静寂の水辺のエネルギーを胸に、私たちはこの日の後半、さらなる原点回帰の聖地へと車を走らせます。
(後半、ナバホの聖地モニュメントバレー編へつづく)
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